【解説】世界最高の学級経営 ハリー・ウォン/ローズマリー・ウォン【第2章】
世界最高の学級経営 成果を上げる教師になるために
第2章:第1の特徴「前向きな期待」
第2章を読み終えました。
一つずつ、読みながら自分はどうだろうかって振り返りますね・・・。
というのも、教師の態度について書かれています。
その理由も。
前置きはさておき、さっさと内容にいきます!
1.こんな人にオススメ!
☆子どもの力を引き出すためにどうしたらいいか悩む人
☆できる教師にふさわしい態度について知りたい人
2.著者はどんな人?
ハリー・ウォン
サンフランシスコ出身→化学の高校教師→問題行動が起こらず、学びに熟達する結果をもたらす手法を開発→多くの栄誉を受ける。
ローズマリー・ウォン
小学校と中学校の教員→カリフォルニアで教師のメンター
教育界では世界的に有名な2人。
ハリーはこれまで100万人以上の教育者に向けて講演を行ってきた。
この本も全世界で400万部売り上げたベストセラーとなっている。
3.学びになったところ
教師の期待について
・1960年ハーバード大学で行われた研究
・特別に選ばれた教師と子どもたちとウソの情報を伝えただけだが、テストで著しく成長が見られたという実験
このことから、教師が
・前向きで高い期待をもつ姿勢
・前向きな期待の言葉を伝えている。
すると、子どもたちは計り知れない力を発揮する。
教師の身だしなみについて
・子どもたちは、教師の服装、行動、言動からメッセージを受け取る。
・また教師の着る服が子どもたちの学習、態度、規律に影響する という調査結果もある。
・これらを気にかけ「先生はすごい」と思われると、子どもは良い大人像を目指して勉強を頑張る。
・ふさわしくない服装は、「私は貧乏で、だらしくなく陰気で価値のない人間だ」というメッセージを送っているのと同じ。
子どもの力を引き出すために整えること
・言葉「おめでとう」「手伝ってくれて助かるよ」
・態度「微笑む」「話をきく」「ドアを押さえてあげる」
・環境「観葉植物」「きれいな教室」「心地いい家具」
・ひとりごと「ミスしても大丈夫」
行儀よく子どもにするためには
まずは教師が実践する。
・人を名前で呼ぶこと
→子どもたちは平均的に、両親から注目されている時間は、約12分
・「〜してもらえる?/お願いします。」を言う。「ありがとう」とセットで。
→そうでないと、命令になる。あなたの自由を奪うというメッセージに。
・微笑むこと
→あなたの力になるためにここにいるよ。というメッセージに。
・愛情
→幸せで成功をおさめるためには「愛情豊かなこと」「有能であること」
そういう態度を示す。
4.感想
いかがだったでしょう^^
先生の全ての行動、態度で子どもたちはメッセージを受け取っているということは衝撃でした。
教えるプロとして仕事をしているなら、意識的に行いたいと考えを改めましたね・・・・
特に服装や態度は意識されにくいところです。
気をつけないと・・・。
次の章はおまちかね!
学級経営についてです!!
この本の一番大切なところなのでこれまた楽しみですね^^
※きっと丁寧に翻訳されているので、意味合いがしっくりこないところは勝手に意訳させていただいてます。