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【教育】はりはりブログ

現役小学校教師の教育ブログ  主に「書評」「アンケート考察」「学級経営の実践」について書いていきます!

【簡単まとめ】プログラミング教育の目的と指導内容

来年度から【プログラミング教育】が実施されます!!

 

・・・で?ていう感じですね。笑

 

かく言う私も、とりあえずプログラミング教育についての本や、文科省が出している目標や内容を読みましたが、いまいちピンときませんでした。


で、

結局プログラミング教育って何すること?

どのように指導したらいいの?

 

と悩む方へ、今日はプログラミング教育の研修を受けたので簡単にまとめていきますね!


この記事を読むことで、

☑️プログラミング教育の必要性がわかる。

☑️プログラミング教育の指導内容がわかる。

 

かなと思います!

 


1.プログラミング教育って?

 

1ー1.身近なものか?

 

「今日一日で、どれくらいプログラミングにお世話になりましたか?」

 

そうです。ほぼ全てです笑

電気をつける。

冷蔵庫を開ける。

服を着る(服を作るプログラミングされた機械で作られていますね)。

車に乗る。

 

アナログの反対。自動化されているもの。と考えてもいいかもしれません。

現在は、プログラミング がないと生活ができないところまで密接なのです。

 

だから、プログラミングを学ぶことはとても自然で、役に立ちます!


1ー2.生活に結びつくプログラミング

 

例えば、信号が長いところと短いところとありますよね。

これも、人が信号に対して意図的にプログラムしたからなんです(ランダムではありません!)。

 

「じゃあどんな意図があるの?」と考えると

信号が長いのは、

・距離が長いからかな?

・お年寄りが通りやすいのかな?

・こっちの道の方が交通量が多いのかな?

とたくさん理由を考えられます。

 

生活の中にある疑問を、人がプログラミングしたもの→「意図のあるもの」と考えるようにしたら、

【世の中を良くするヒントに気づけるようになります。】

これはすごく大切なんです。

 

1ー3.プログラミング的思考は生活を豊かにする?

 

プログラミングは機械だけでなく、思考にも結びつきます。

「明日の予定は・・・」

「料理の手順は・・・」

これらもプログラミング的思考を用いています。

 

つまり、段取り・順序・計画・準備・実行

全てなんです。

 

1ー4.プログラミング教育の意義

 

前述したように、パソコンやタブレットを使えるようになることが目的ではありません。

プログラミングを用いて学ぶ意義は、

・プログラミング的思考を身につける。

・その教科に関心をもつ。

です。

 

2.プログラミング教育の指導

 

2ー1.何を教える?

 

先ほども言ったように、パソコンの使い方を教える訳ではありません。

だから情報科や技術科のように、教科化されてはおらず、評価の対象にもなりません。

 

教科の中に盛り込んで教えます。

 

2ー2.どのように教える?

 

具体的には、

・ペッパーくんが問題を出してくれる。

・ペッパーくんがクイズや指示を出してくれる。

・アプリを使って、理科の実験をタブレットで行う。

・アプリを使って、作曲を行う。

 

2ー3.どのような力を育む?

 

プログラミングを用いることで、教育の幅が広がります。

例えば、総合の学習のまとめをペッパーくんにプログラミングするなら

・主体的に

・夢中で

・アイデアを出し合って

・試行錯誤する。


【夢中でやっている間に、学習内容が身についている】という感覚です。

つまり楽しいのです。

 

3.まとめ

 

来年度から始まるプログラミング教育。少しはイメージできたでしょうか?

とは言っても、タブレットやペッパーくんのようなIT機器がないと指導しにくいですね・・・

 

来年度から、年間6回(間違っていたらすみません)プログラミング用いた授業を実施していきます。

スタートは大変ですが、教師もプログラミング的思考を発揮して楽しんでいきたいですね!

 

最後に個人的にですが、

小学生段階でプログラミングのスキルに触れることは、これからの社会を生きていくのに必須かなと考えています。

野球している人は、160キロで投げるピッチャーの凄さが分かりますが

初心者には想像できません。

 

それと同じように、プログラミングを体験することで、世の中にあふれている便利なものの凄さに気づき、

そして、もっと凄いものを創造する人になるのかなと思います。