【忘れ物対応②】落ち着いたクラスづくり 誰でも使えるリハーサルの技術
忘れ物する子が多くてたいへん・・・《いちせんせい》
今回は忘れ物をした子の対応だよ!《ハリー先生》
目的:忘れ物対応の時間を減らそう。
理由:忘れ物の対応には時間とエネルギーをけっこう使うから。
子どもが忘れ物するのには、大きな3つの原因がある。
①学校に提出物や宿題を置き忘れる。
②忘れ物に関して無責任
③家で学校の準備をしていない。
したがって教師ができるのは
①確実に配布物や宿題を持って帰らせる。
②忘れ物に対しての指導(忘れ物カード)
③家庭連絡
今回は、②忘れ物に対しての指導(忘れ物カード)について書いていきます。
忘れ物カード・・・忘れ物をした時に書く小さな紙(A6くらい)。
内容
①日付
②名前
③忘れたもの
④忘れた理由
⑤どうするか
宿題の算数プリントを忘れたならば
①8月17日
②ハリー先生
③算数プリント
④やるのを忘れてたから。
⑤今日中にやって先生に渡します。と書きます。
インストラクション
「忘れ物をすると、せっかくやったことが無駄になって時間がもったいないです。」
「必要なものならば、相手から借りなければならないこともあります。」
「あなたやあなたの周りの人のためにも、忘れ物を減らすようにしましょう。」
「しかし誰しも忘れ物をすることはあります。そのことで先生は叱りません。」
「忘れ物をした責任をもつため、忘れ物カードを提出して下さい。」
「忘れ物カードに書いたことや、忘れ物カードを書き忘れないようにしましょう。」
「忘れ物カードの場所は~で、提出場所は~です。」
「一度書いてみましょう!」
リハーサル
1.「忘れたことが気づいた時点ですぐに書きましょう(朝の時間が望ましい)。」
2.「大切なことは、どうするかです。」
「例えば、休み時間にする。明日持ってくる。
そのために連絡帳に書いておく。メモしておく。方法もいいですね。」
3.「それでは忘れ物をしたとして、書いて提出してみましょう!」
上手くいかない場合
忘れ物カードを書くことを忘れたA
A「書き忘れました。」
先「忘れ物はいつ気づきましたか?」
A「朝です。」
先「朝に気づけたんだね^^書き忘れないように、その時に書いてね!」
「カードの場所と提出する場所は覚えている?」
A「~です。」
先「そうそう!じゃあ今から書いてみよう^^」
フォロー
・忘れ物をしたとき
「カードの場所は?」
・忘れ物カードを書いていたら
「よく覚えていたね!」
「休み時間にするんだ。がんばってね!」
(書いてあることを確認)
(笑顔でグー!)
《リアクションをとること》
ポイント
メリットは、教師が誰が何を忘れたといちいちメモをとらなくてもいいこと。
「~忘れました。」と悲しそうな顔で訴えに来ることがなくなることだね。
私も忘れることあるから、先生も一緒にしたらいいかも!
2019.8.16 ハリー先生