【2学期学級開き】スタートダッシュ!!
さあ2学期だ!・・・どうしよう~《いちせんせい》
計画を練って上手くスタートを切ろう!《ハリー先生》
目的:夏休み気分を吹き飛ばし、スタートダッシュをかける
理由:何もしなければダラダラと2学期が始まるから。子どもたちの期待や不安を考えて計画し、まずは教師が気持ちを入れる!
夏休みの間に起こる変化
・家族の人と一緒に過ごしてエネルギー満タン!
・楽しい経験をたくさんして、みんなに聞いて欲しい!
・友だちと遊んだ!学校でも遊べる!
・前より勉強できるようになった!2学期からもっとできる!
もちろん反対の子も
・家でずっと暇だった(エネルギー不足)。
・楽しいことがなかったなあ。みんなの話ききたくないなあ。
・宿題終わっていない。勉強やだなあ。
・中学生と一緒に遊んでいろいろな話を聞き、
「学校なんて・・・」
「勉強なんて・・・」
「友だちなんて・・・」
・前と違うグループの子と夏休み遊んだから、どうなるんだろう。
一年間の中で一番心がバラバラになるとき。それが夏休み明け!だから
- 夏休み明けは、一年の中でもだらけた気持ちをもつ時期なのです。
夏休み明けの学級経営
だらけた気持ちのままスタートさせないためには、4月のときと同じように動きます。
以下のことを準備し、教師が主導で動いていきましょう!
- ・学級での生活の仕方を再度伝える。
- ・1学期の課題を踏まえて、2学期の課題を考える。
学級での生活の仕方を細かく言うと、
・朝学校に来たときにすること
・宿題提出のしかた
・連絡帳の書き方
・朝の会、帰りの会のしかた
・号令やあいさつのしかた
・授業の受け方
・当番(給食、そうじ)の動き方
・休み時間の過ごし方
・係活動
・忘れ物をしたとき
もっとたくさんの項目がありますね。
それを一つひとつ確認して学校での生活を思い出させます。
また一学期と同じではなく、レベルアップした生活を目指すチャンスとも言えますね!
褒めて思い出す
1学期にできていたことや、再度伝えたことでも、うっかり忘れて出来なくなっていることは多いです。
そのときに、例えば
「宿題を忘れた時には、まず先生に伝えるきまりでしょ!!」と言うのではなく、
「宿題を忘れたときに、最初にするのは何ですか? 次にどうしますか?」
と確認していくと、覚えている子を褒めることができるし、全員が思い出すことができます。
夏休み明けの注意点
夏休みの間にグンと成長した子もいたら、困ったことがあった子もいます。
特に友達関係では、夏休みの間に仲の良い子が変わって、グループが再構築されているかもしれません。
問題が悪化する前に、
- ・簡単なアンケートをとって、夏休みの間のできごと早めに知っておこう!
- ・構成的グループエンカウンターを実施しよう!
簡単なアンケートでは、
- 夏休み中
- ・一番楽しかったことは何ですか?
- ・どこに行きましたか?
- ・困ったことはありませんでしたか?
- ・迷惑を受けたことはありませんでしたか?
と、簡単に。
アンケートだけが全てではないので、しっかり学級の様子をみて把握することが大切です。
構成的グループエンカウンター では、
体を動かしたり触れ合ったり話し合ったりできるチャンスをつくります。
自然と話をするきっかけになることがあります。
まとめ
どの新学期の始めも、子どもたちは不安を抱えています。
「友だちと仲良くなれるかな?」
「楽しく学校に行けるかな?」
「勉強は大丈夫かな?」
その不安をとっぱらって、再スタートに期待感を持たせたいですね!
そのための準備を今から考えておきましょう!^^
2019.8.23
ハリー先生