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【教育】はりはりブログ

現役小学校教師の教育ブログ  主に「書評」「アンケート考察」「学級経営の実践」について書いていきます!

【文章指導】作文ができない原因と指導法

作文が苦手な子にはどうしたらいいの?《いちせんせい》

小学生に多い、「書けない」原因はね・・・?《ハリー先生》

 

作文が苦手な子でも「文章が書ける」方法

 

どの教科でも文章を書くことが必要なケースは多いです。

 

しかし子どもたちは文章の書き方を知らないために「書けない」状況にあります。

 

今回は、簡単に実践できるものを紹介させていただきます!

 

 

書けない原因

そもそも文章が書けない一番の原因は

 

まとまらないから

 

多くの子どもは「話せる」のに「書けない」のです。

 

 【何を書いたらいいのか】 

【どの順番で書いたらいいのか】

が、わからないのです。

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何を書いたらいいのかわからない・・・

例えば「夏休み作文」の場合

  • ①そのテーマで話をする。

 

  • ②話の内容をメモする。
  • ・8月1日
  • ・花火大会
  • 沖縄県
  • ・家族で
  • ・飛行機にのって
  • ・大きい音にびっくりした。

 

  • ③一番書きたいところを決める。
  • 今回なら「花火大会」とする。(他でももちろんいい)
  •  
  • ④書きたい内容を追質問する。
  • 「花火大会は何時ころ?」
  • 「どういうところで?」
  • 「だれといた?まわりは?」
  • 「どんな花火だった?」
  • 5W1Hを使って質問をします。
  • できたら具体的に「どこ?」だけでなく「どんなとこ?周りになにかあった?」とか。

 このメモの内容を基に文章を作っていきます。

 

 

 どの順番で書いたらいいのかわからない・・・

  • ①一番伝えたい事実や意見
  • ②理由
  • ③詳しく(例)

 

  ①「ドォーーン!!」

  • とても大きな音が私の体に響きました。
  • あまりにもの大きさに驚いてしまいました。
  • ②あんなに大きな花火を見たのは、生まれて初めてだったからです。
  • ③花火の色や形は~

 

この型は作文以外でも、小論文・感想・説明・スピーチの原稿など様々な場面で使えます。

 

 

あいまいな言葉

  • 「すごい」「おもしろい」「楽しかった」

 

  • よく使うこの言葉だけでは、その人の気持ちは表しきれません。
  • だから「特になにが?」「どんなふうに?」と質問するといいでしょう。
  • 「がんばる」だったら
  • 「何を」「いつまでに」「どうやって?」を聞くといいでしょう。

 

類語辞典で、語彙を増やすのも一つの手です。

 

 

自分の言葉で文章ができたという経験が大切!

答えじゃなくて質問を用意するんだね!

 

 2019.9.8  ハリー先生