【書評】学級担任に絶対必要な「フォロー」の技術 /中村健一
学級担任に絶対必要な「フォロー」の技術
私は安心感のある教室にしたいなあと常々考えています。
しかし実際は、友達関係でギスギスしたり相手の嫌なところばかりに注意する子どもも少なくありません。
そのとき、教師は何ができるのかな?と悩んだ先に見つけた一冊です。
1.こんな人にオススメ!
☆子どもへの指示や対応の仕方に困っている人
☆学級の雰囲気をよくしたい人
☆自分の指導力を向上させたい人(子どもの見る目をUP!)。
☆ほめることが苦手な人
特に、子どもたちの接し方を学びたい若手教師には是非読んで欲しい一冊です!!
私自身、この本を読むことで子どもの問題行動(困り感)を減らせるようになりました!
自分の指導にもちょっぴり、自信がついたかもしれません^^
2.著者情報・本の概要
中村健一さんはどんな人?
・2012年では山口県の平田小学校で勤務されている教師。
・授業づくりのネットワークやお笑い教師同盟などに所属
・他にも『子どもも先生も思いっきり笑える73のネタ大放出!』など10冊以上ほんを書かれている。
『学級担任に絶対必要な「フォロー」の技術』の概要
フォローとは、【子どものがんばりに対する教師の対応や評価】のこと。
フォローが上手くなると、発問や指示だけでは動けない子どもに対して、安心感を与えることができます。
では、どのようなフォローの仕方があるのか。実践を踏まえたフォローの技術がこの本にはあります。
3.学びになったところ
飽きのサインを見抜く4つの指標
①気が散る→「目」が散る
②姿勢が崩れる→「背中」が曲がる
③落ち着きを失う→「手」が動く
④動き出す→「足」が動く
子どもはどこでつまずき、困っているのかそれをみつける「目」が教師には必要です。
「飽き」に気づくことができたら、どのような方法でもいいから緩和させることができます。
また、「ほめる」ことが苦手や難しいケースの場合。
・笑う
・驚く
・救う
などのフォローは、オススメです。
例えば、音読で言葉が分からず読めない子どもに対しては
「よくがんばってるね。でも、新しい漢字が多くて難しいよね。隣のAくんは漢字が得意だから、漢字のところだけ読んで。」
と言うと、
漢字とひらがなを分けて読むので、おもしろい。
息が合わなかったら、「バラバラやん!」とかるくつっこむ。
このように、ほめどころが難しい場合は「救う」手もあります。
5.まとめ
このような手段を実践集としてまとめられています。
経験の少ない若手教師にとっては、なかなか教えてもらえない(手の届きにくい)ところなので、ありがたいです。
私も安心感のある学級にするため、明日から取り入れていきたいです!!